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先入観があると見えない景色がある

先入観とは

前もっていだいている固定的な観念。それによって自由思考が妨げられる場合にいう。先入見。先入主。「—にとらわれる」

デジタル大辞泉

言い換えると通説や自身の経験から「こういうもんだ」という思い込み

またはステレオタイプ的な思考停止または最大公約数的な大雑把なイメージ


そして「先入観によって自由な思考が妨げられる」と辞書にある。

つまり先入観があると真実がみえなくなるらしい。


目次

  1. 先入観とは

  2. 勝手な使命感

  3. まだ知らない美味しさとは?

  4. グルメ界隈に溢れる先入観



勝手な使命感

私の飲食店はカフェの居抜きをあえて外観内装そのままに寿司バルにした。

外観からは日本酒と寿司の店には見えないだろう。

そのせいで「入りにくい」「何の店?」「よくわからない店」などとよく言われる。


お客様を混乱させてしまっているのは大変心苦しい。

しかし私のコンセプトは正にここだ。


お客様がまだ知らない美味しさ

気付いていない美味しさや見逃している美味しさを伝えたい!


それは自分のわがままだと良くわかっている。


商売の基本はneedやwant 求められる物を求められる時と場所と価格で提供する。

求められていない物を売り物にしているのは十分承知の上だ。


しかし自分が「旨い」「素晴らしい」と思う物が世間では過小評価されているのがたまらなく悔しい!多くの人に良さを知って欲しい!


そんな勝手な使命感でこじれた店をやっているwww

結果的にお客様が「美味しかった」「知れてよかった」となっていただければ嬉しい限りだ。



まだ知らない美味しさとは?

世の中にはまだ知られていない美味しい物や過小評価されている美味しい物はいっぱいある。

私自身知らない物も多いだろう。


ほとんどが先入観に邪魔をされ正当な評価をされていない。

例えば「光物ひかりもの」サバ、アジ、イワシなどは臭みのある物と認知している人が多い。仕入れ、仕込みがちゃんとしていれば臭みはない。旬の時期は脂がのって非常に美味しい。


うちではツナサラダを自家製でマグロから手作りしていてそこそこ評判だが、缶詰のツナのイメージから抜け出せない人は手を出そうとしない。


しかし、おまかせコースで提供すると光物もツナサラダもほとんどの方が「美味しい」と喜んでいただける。


まだまだたくさんあるが私一人ではどうしようもないので

「まぐろ」と「日本酒」

主にこのふたつを重点的に推している。


日本酒に関しては他の項で詳しく紹介しているので参考にしていただけると有難いです。

目からウロコ⁉日本一わかりやすい日本酒入門日本酒好きnote.com


グルメ界隈に溢れる先入観


魚は新鮮なほど美味しい⇒マグロは熟成した方が旨い

大間のマグロは美味しい⇒大間でも美味しいマグロとそうでないマグロがある。

築地、豊洲のマグロは美味しい⇒築地、豊洲にも美味しい物とそうでない物があり目利き次第。

赤身より中トロ、大トロの方が美味しい⇒旨味成分は赤身が一番多い

マグロに旬はない⇒マグロの種類によってそれぞれ旬がある。

冷凍より生のマグロが美味しい⇒同じマグロ同士なら生が良いが生だから美味しいわけではない。

養殖より天然のマグロが美味しい⇒最近の養殖マグロはレベルが高い。質の悪い天然より美味しい養殖は多い。


まだまだあるがキリがないのでこの辺にしておく

これらの先入観はどのように生まれたのか?


人間の脳は常に多くの情報を処理している。

この負荷を減らす為に「これってこうだよね」と無意識にテンプレ化している。


その結果、

難しいことはよくわからないけど「大間だから豊洲だから美味しいよね」となる。


またグルメ番組では見映えやボリュームが求められる。

コメントも「とろける」「脂がのってる」が伝わりやすく濫用される。

その結果「大トロは旨い」になる。


大間や豊洲、大トロを否定したいわけではない。

そこにとらわれずに美味しさを楽しんで欲しいだけだ。


普段、車で通りすぎる道を歩いてみたら新たな発見があったみたいな。


「お客様は正しい情報なんて求めていない」というのも理解はしている。しかし、その間違った情報で評価している人がいるのも事実だ。


時には間違った情報で非難してくる方もいる。

先入観を取り払うのは非常に難しく、なすすべなく沈黙するしかない。


だからせめてわかってもらえる方には先入観のフィルターを外して楽しんでいただけたらと思い日々自分を奮い立たせている。


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日本酒ワークショップ

なぜワークショップ? ワークショップ=体験型の講座 らしいです。 私の飲食店では自分が「旨い」と思ったものを提供してきました。 料理でもドリンクでもお客様と私の価値観のズレはもちろんあります。 好みの問題だったり好き嫌いもあります。 それをどう伝えるかもプロとしての腕のみせどころです。 しかし「日本酒」だけはそれを超えた大きな壁を感じました。 その壁は「先入観」です。 つまり、一般的に思われている

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