日本酒ワークショップを毎月一回開催しております。
お勉強という感じではなく、楽しみながらワイワイ飲んでいるうちに自然と知識がつき日本酒スキルが上がるという感じを目指しています。
日本酒用語も頭で理解するのではなく飲み比べ体験していただいて「なるほど!」と体感して頂きます。
かれこれ10年近くこのような会を開催しており、自店以外でも出張講座のご依頼をいただいてます。詳しくカウントしてませんが100回以上は開催していると思います。
ワークショップをはじめたきっかけは自分の好きな酒が売れなかったからです。
日本酒好きを自認するお客様でも多くは有名銘柄を注文します。飲みなれている方でもフルーティーで飲みやすい日本酒の注文が多いです。
フルーティーで飲みやすい日本酒を否定するわけではありません。むしろ美味しいと思います。
しかし、フルーティーで飲みやすい日本酒以外は悪い酒という風潮は如何なものかと思いました。
日本酒には様々なタイプがありそれぞれの良さがあります。それぞれの蔵元ではみな魂を込めて醸しております。
日本酒をワインに例えるとフルーティーで飲みやすい日本酒は甘口の白ワインです。
ワインを楽しむのならば辛口の白もライトボディの赤もフルボディの赤も知った上で料理に合わせてみたり、場面や気分で飲み分けるのではないでしょうか?
日本酒の場合だけ甘口の白ワイン(フルーティーで飲みやすい日本酒)を飲み続ける光景に違和感を覚えました。
もしかしたらお客様の多くはフルーティーで飲みやすい以外の日本酒を知らないのではないかと。
フルーティーで飲みやすい以外の日本酒も知っていただいて楽しんでいただければと思ったのがきっかけでした。
ワークショップでは様々なタイプの日本酒をお出ししています。
あえて振り切ったとがったタイプもお出しすることもあります。
一つ一つ蔵元の意図や特徴を説明して飲んでいただきます。
蔵元の背景を知ると味に納得できより美味しく感じます。また愛着もわきます。
一般的には嫌われがちなクセのある日本酒。
こういう日本酒は燗にすると見事に映えます。
熱燗もネガティブなイメージの方が多いです。
日本酒は本来燗にして飲むのが常識です。(本稿では説明を省きます。詳細は別ページ参照)
クセのある日本酒も冷酒と燗を飲み比べていただきます。
これはみなさんビックリします。こんなに美味しい燗酒を飲んだのは初めてだと喜んでいただけます。
こういった感じで実際に体験していただいて日本酒の知られざる魅力を紹介しております。
蔵元の説明や体験の中でお客様が疑問に思うことはその場でご説明をしております。
多い質問は
甘口と辛口は何が違う?
無濾過生原酒といった用語に関して
日本酒の選び方、注文のしかた。
米の違いや酵母、絞り方 などなど
話がそれてマニアックことになる時もしばしば。この前は気づくとラベルの紙質の議論をしていましたww
形式ばっていないので脱線は日常茶飯事で蔵元の土地の話から○○県は何がおいしいなどの話になります。
参加者はリピーターと新規は半々でちょうどよく、皆様酒も入りすぐに打ち解け合っております。お一人様参加も多くこじんまりと10人前後なので気軽に参加してください。
最後におつまみを紹介します。
内容は毎回変わります。
メニューにはない裏メニュー的なものが多いですね。
おつまみ3~4品+寿司が基本で
その日の気分で増えることもあります。
興味ある方はご参加お待ちしております。
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