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日本酒ワークショップ毎月開催中

更新日:2022年6月27日


日本酒ワークショップを毎月開催中です。7月24日(日)16:00~18:00 会費3000円


どんな事やるの?

初心者でも大丈夫?


などの質問をよく受けますので先日の内容を簡単にご紹介いたします。


日本酒は毎回4~5種でます。

料理はつまみ3種+握り寿司4貫が基本的なイメージです。


日本酒を一本づつ紹介して試飲しながらおつまみが一品づつ楽しめる構成です。


写真の右から


竹鶴 純米にごり 広島の竹鶴酒造はご存じの方も多いと思いますがウイスキーのマッサン竹鶴政孝さんの実家です。


山陰地方の日本酒はスタンダードな足腰のしっかりした日本酒が多くこの酒もぶれない信念を感じます。冷酒を楽しんでもぬる燗や熱燗でも万能タイプです。


日本酒ビギナーの中には獺祭のようなフルーティーで飲みやすい日本酒が良い酒でそれ以外は悪い酒と思っている方もいますが、こういうスタンダードな日本酒の楽しみ方も知っていただければ思います。


右から二番目


鯉川 純米吟醸おりがらみ鉄人限定 山形の鯉川ですがこちらは超限定品。

蔵元のお友達の映画監督が実写版鉄人28号を撮られた記念に造った酒です。


非常に濃いおりがらみです。ちなみにおりがらみとは粗く絞ってもろみが浮いた状態の日本酒です。にごり酒のにごりが薄いイメージです。平成25年醸造の熟成酒。


熟成の良さもご存じない方も多いです。新酒は新酒の良さがあり、熟成酒には熟成酒の良さがあります。これは実際に飲んでいただかないと伝わらないとは思います。


人間の思い込みというのは恐ろしいものでフルーティーで飲みやすい日本酒以外にネガティブなイメージを持っている方には文章では理解してただきにくく実際に飲んで体験していただくのが一番わかっていただけます。


そのためにワークショップを毎月開催しております。


写真真ん中の酒


農口尚彦研究所 観音下(かながそ)


日本酒の名前とは思えないですね。農口尚彦研究所が銘柄名です。観音下は蒸留所のある石川県の地名だそうです。

ここの日本酒は上品で洗練された味です。海外でも受けそうなテイスト。


そもそも農口尚彦って誰?ですが。

引退させてもらえない伝説の杜氏です。御年90才近いと思われます。

もともとは石川県で有名な菊姫で杜氏をされていました。

定年退職をしてゆっくりしようと思っていたところ同じ石川県の常きげんからオファーがきます。断りきれずに十数年杜氏を務め引退しますがまた別のオファーがきてそこを卒業したと思ったら後進の指導を是非と現在の農口尚彦研究所にいたります。


本人いわく「引退を諦めた」と。


ここの日本酒は価格設定は高めですが味は洗練された誰もが旨いと感じる上品で高貴なイメージですね。


瓶やラベル、キャップにいたるまでこだわりがあり贈答用にも良いかもしれないです。


左から二番目の日本酒


亀齢 純米生原酒 ひとごこち限定品


長野の上田の日本酒です。

長野はなぜか「亀」がつく銘柄が多い気がします。亀の海とかも有名ですね。


女性杜氏岡崎みどりさんが醸しております。生原酒の説明は省きます。ワークショップに参加いただければ、その都度わからない用語や気になる点はその場でわかりやすく説明しております。素朴な疑問などもその場で解説いたしますのでお気軽に質問してください。


話が脱線することはしょっちゅうあるのでお気になさらず。


「ひとごこち」は米の品種名です。最近のトレンドは地元生産または蔵元が自主栽培などして地元の米で作る日本酒が主流です。ワインで言うところのテロワールの概念ですね。


味もジューシーで今のトレンド最先端の酒です。

ラベルはなく瓶に直接印刷してます。これもちょっと流行ってます。

瓶に直接印刷するのはコストがかかりますが、ラベル不要のなのでラベルの印刷代と貼る工程を減らせます。またラベルが剥がれたり傷がついたりしての返品も防げます。


最後一番左の酒。


黄桜 純米吟醸 花酵母


カッパでお馴染みの黄桜ですがちょっと変わった日本酒なので紹介しました。


何が変わっているかはクイズにしました。


Q この日本酒は黄桜とある企業のコラボ企画です。ある企業とは?


ヒント 流通系企業 


ワークショップ参加者もクイズに挑戦しました。

なかなか正解が出ない中、私がたまたま見つけて買ってきたとの発言から当店の近くにあるスーパーを言い合う展開になり正解にたどりつきました。


A ドン・キホーテ


意外ですね。ここからラベルのデザインや味の話になりコンセプトが固まっていないのでは?など討論会というか企画会議みたいになりました。


味は甘くて飲みやすい。12度と低アルコールで入門編といったところでしょうか。

ネタとしてはもりあがり出したかいがありました。


長文になって恐縮です。

最後に料理を紹介します。



写真は参加者様よりご提供いただきました。皆様協力的でありがたいです。


レバーパテ、白菜とキュウリの塩昆布和え、肉豆腐

握り寿司はトロタク巻、イワシ大葉ガリ、本まぐろ、地鶏チーズ



今回はこんな感じでしたが、内容は毎回違います。その時旬なものやテーマに合わせて変えてます。


初心者の方でも気軽にご参加いただいております。

用語の解説や素朴な疑問もその場でご説明いたします。中級者以上の方でも意外と知らない事や新たな発見もあると思います。


またどなたでも楽しんでいただけるように日本酒にまつわるエピソードなどを中心にご紹介してます。


ご興味ある方はぜひご参加お待ちしております。


毎回定員10名様ですのでお電話でご予約いただけると助かります。


047-315-8535までお気軽にお問い合わせください。




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